当社は、空気コンプレッサーで圧縮された空気を除湿するための、冷凍式エアドライヤの一部とその心臓部である熱交換器の生産をタイで始めましたことをお知らせいたします。

　国内ユーザーのコストダウン要求がますます激しくなり、そのユーザーも生産を海外にシフトし、海外メーカーとの競争が厳しくなってきております。これらのユーザーの要求に応えるため、タイで生産を始めました。
　また、現地生産向けに製品の設計や工程を見直し、技能工の教育も完了し、品質についても日本で生産した場合と同等以上となる目途がつきました。部材の現地調達率についても９０％近くまで上げることができ、輸入に切換えることが今後有利であると判断し、実施いたしました。

　ＢＯＩ(タイ王国投資委員会)の認定事業として、当初は、年間約２億円の売上を見込み、３年後には６億円程度に増やして行く予定です。
　現地での生産は、バンコック近郊の当社子会社であるＣＫＤ ＴＨＡＩ ＣＯ．ＬＴＤで行ないます。現在、主にソレノイドやバルブの生産を行っており、年間約１１億円の売上があります。
　今後ドライヤは、この工場の主力商品となっていきます。